町指定無形民俗文化財 野里棒

指定年月日 昭和51年7月20日
 野里の棒術は一名道棒ともいわれ、武術として普及し、二人が命がけで打ち合う姿は真剣勝負 そのものである。棒術は組棒と一人棒があり、長さも六尺棒と尺はじりといわれる三尺棒の二種 類がある。
 組棒は戦前まで49組あったようであるが、現在は11組しか継承されていない。また、一人棒は 三手ある。
 着付は、自ズボソ、自ジバン、その上から赤で縁取られた紅型模様の打掛けを着け、帯は前結 びにし、頭は紫の長巾(ながさーじ)を後ろ結びにして長く垂らす。足は白黒の縦縞の脚絆をし、 足袋ははかない。